個人作品:高取知穂

森のストール

組纖纖
羊毛(ラムウール)
2022 ~ 2023

岡山に移住してから、季節の移り変わりを身近にある自然の色で感じるようになりました。

まだ緑の濃い早秋の森から、落ち葉の絨毯、そして冬木立へと変化していく森の風景を日々の生活でもまとえるよう、ストールに閉じ込めました。


WEBポートフォリオ:織を選ぶきっかけになった自分の作品

高取知穂 Chiho Takatori

2014年度編入学〜2018年度卒業

作品名

 組織織 習作 

2014.09


技法

組織織(そしきおり)

織に携わらない方には、耳なじみのない言葉かと思いますが、経糸(たていと)と緯糸(よこいと)の交差で模様を織りあげる織り方を組織織と呼びます。デニムに代表される綾織や光沢の出る朱子織(サテン)も組織織の一つです。


織を選んだきっかけ

京都造形芸術大学のスクーリングで、初めて組織織というものを知りました。

経糸の張り方は同じなのに、緯糸の順番を変えたり、経糸との重なり具合を変えるだけで、様々な模様が浮き上がってくることに感動したことを覚えています。

そして、糸の重なりのみで生み出される模様での表現に挑戦してみたいと思うようになりました。